6日。今日は再びほとりの広場でデート。
実は前回ここに来た時、恋人として一歩先に進んでみようとしたのだけども、
「まだ早いよ」と断られてしまった。

そりゃそうだよね、僕焦りすぎだよね、とか思ってたのに

なんと今日はセイディちゃんから！ええっ？

断ってしまった。もったいないことを。
いやいや、やっぱりこういうのは男の方からとか思ってたし。
なんていかにもな言い訳をしてみる。

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7日。待ち合わせ場所に向かおうと、自宅を出て少し歩いたところで

本気の顔で冗談言ってる？

しかも

ジュリアン君の目の前で。固まっちゃってるよ、ジュリアン君。ああもうどうしたらいいんだ。


何事もなかったかのようにデートに誘うマルゴちゃんと、喜んで誘いに応じるジュリアン君。
ジュリアン君が大人なのか、そういう子だと割り切っているのか。

さて、気を取り直してセイディちゃんとデート。
今日は思い切って

テト海岸に行ってみることにした。

テト海岸はナルル王国の隠れた名所の1つで、そこにカップルで降り立つと、
老いも若きも恋人以外は見えなくなってしまうという恐ろしい場所。
僕も小さい頃からたくさん目撃してきたから、あそこに行くとどうなるかは知っている。

でも、そろそろ僕たちも行ってみてもいい頃だと思ったんだ。

だから、思い切って飛び込んでみた。

やったー！


やってやりましたよ！！テト海岸最高！

デートが終わった後、急に走り出したセイディちゃん。

呼び止めても振り返らずに走っていく。

これはもしかして

さっきの続き？


まてまて～。


つーかまーえた！



ごめん、僕がどうかしていたよ。こんなに人がたくさんいるところで。
きっと初めてのキスと、テト海岸の魔法のせいだ。うん。


僕もおとなしく自分のエルグで放生の日に参加した。

それでもやっぱりふわふわと浮いているような気分。
だってだって、僕たちついにテト海岸で追いかけっこしちゃったんですよ？
しかもその前には･･････えへへへ。

仕事も訓練も手につかないので、ぶらぶらと歩いていたら

ティルグに向かうセイディちゃんを発見！追いかける。

噴水の前には誰もいない！ここならいいかな？

えへへ。

その直後。

ジュリアン君を始め、ぞろぞろと人が。あぶないあぶない♪

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翌日から

デートの最後はキスで〆。誰も僕たちを止めることはできないっ！

セイディちゃんのことが好きすぎて歯止めがきかなくなってるのは否めないな。
まだ彼女が成人してから2回目の休日なんだけど、先のことも具体的に考えたりするわけで。

今日結婚するジルダさんに

コッソリ胸の内を告白してみる。


お墨付きをいただいた。


ジルダさんとマリリンさんは念願の挙式。1年以上前の予約だったからね。
挨拶してたジェマイマさんは、式が終わった後に確認したらデ・ガスペリさんの方だった。
年齢も近いし、ずっと仲良しさんだったんだろうな。

親友に祝福されながらの挙式っていいなぁ。

夕方には

ジミー君とデイジリーさんの結婚式が。
よかった、モテ女王のデイジリーさんがその気になってくれて本当によかった。
友人代表に選ばれたので、心を込めて祝福の言葉を贈った。

後はデイジリーさんを追いかけていたラファエルさんがタリアさんと
うまくいったらいいなぁ。

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9日。ジミー君の結婚が嬉しくて一人で飲んでいたら、朝までお酒が抜けず。

今日はまかせた。


到着したのは妖魔の森。僕たち別にややこしい関係じゃないけど、来てもいいのか。


酔ってるためか場所のせいか知らないけど、もやーんとした返答をしてしまう。


どっちや！

夕方、新婚のジミー君からお誘いが。

お祝いしないとね～。


連れて行かれたのはカゾンの大顎亭。


久しぶりで懐かしいな。

今年のマスターはペリーヌさん。エルグ長と兼任。

数日前に男の子を産んだばかりで、仕事は大変そう。でもよかった。おめでとう。


もちろん、定番メニューはしっかりおいてある。

おっと、ジミー君のお祝いで来たんだった。


ごちそうさま♪

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10日。もういい加減、毎日のデート報告はいらないと思っている方もいらっしゃるのでは？

でもやーめないっ。今日も妖魔の森へ。


今日は僕の方から言ってみる。


幸せだなぁ～。ぼかぁ死ぬまでキミを離さないぞ！

[8回]